当サイトでは協働によるまちづくりのための支援制度・相談窓口や、活動事例をご紹介します。

メディアで「LGBT」という言葉をよく目にし、さまざまなセクシュアリティ（性のあり様）の存在が知られるようになりましたが、Anego代表のキャシー菅原さんは「社会に性的少数者が理解されているわけではない」と話します。
Anegoは、あらゆるセクシュアリティの人が尊重される社会を目指し、2007年に設立され、仙台を拠点に活動しています。メンバーは10人。主な活動は、年齢も性別も国籍も違う多様な人が集うAnego Tea Partyの開催です。「自分らしさ」「カワイイ」など毎回テーマを決め、参加者同士が多様な価値観に触れ、認め合う場をつくっています。
♀×♀お茶っこ飲み会・仙台のMEMEさんは「女性を好きな女性のための集まりがなく、私自身が困っていた」と、2010年から交流会を開いています。多い時には50人以上が集まることも。恋バナや結婚の話をしたり、悩みを相談したり、パートナーを見つけたりと、貴重な交流の場になっています。
やろっこは、東北のゲイ・コミュニティを中心にHIV感染症やエイズに関する情報発信をしている団体です。青葉区にある、ゲイ・バイセクシュアル男性向けのcommunity centerZEL（以下、ZEL）も運営しています。代表の太田さんは「性的少数者にはつながりが重要だ」と話します。

MEMEさんは「レズビアンやバイセクシュアル女性など、女性の性的少数者の場合は性的少数者であることに加え、女性であることの二重の格差もある」と指摘。キャシーさんは「多様性を認め合う社会が理想です」と語ります。また、太田さんは「誰もが何らかの当事者、さまざまな個性がある。私は普通であなたは違うと線を引いては、キリがありませんよね」と話します。東北レインボーに集った仲間は、緩やかなつながりを保ちながら、違う価値観を認める社会、受容する社会にしていくためにはどうしたらいいのか、活動を通して、私たち一人一人に問いを投げ掛けています。

（取材・文：市民活動サポートセンター 松村 翔子）

Anego（アネゴ）
〒980-0811 仙台市青葉区一番町4-1-3 レターケースNo.26
Mail: anegosendai@yahoo.co.jp／Fax: 022-268-4042
♀×♀お茶っこ飲み会・仙台
Mail: ochakkonomi@gmail.com
やろっこ
〒980-0811 仙台市青葉区一番町4-1-3 レターケースNo.69
Mail: thcgv@yahoo.co.jp