当サイトでは協働によるまちづくりのための支援制度・相談窓口や、活動事例をご紹介します。

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STEP1 活動事例を知りたい

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八木山ハーブまちづくり

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高齢化が進む八木山地区において、地域のさまざまな団体が協力しながら、ハーブを通じた支え合いのまちづくりが行われています。ハーブ栽培やハーブを使った料理教室など、楽しみながら顔と顔の見える関係づくりを目指しています。

RELATION MAP
MEMBER

ハーブまちづくり実行委員会

・八木山地区社会福祉協議会

・八木山連合町内会

・八木山地域包括支援センター

・八木山地区民生委員児童委員協議会

・東北工業大学 地域安全安心センター

・八木山地域再・創生ボランティアグループ「YARVOG」

その他各種団体が八木山まちづくりプロジェクトの一員として参加

「なぜハーブ?」きっかけは女性メンバーの声

仙台市八木山動物公園や八木山ベニーランドなど、子どもが楽しめる施設が集まっている八木山地区ですが、実は高齢化率は市内でも比較的高く、30%を超えています。近い将来、支援を必要とする高齢者世帯がさらに増えることが予想され、地域の課題となっています。

そこで、子どもから高齢者まで幅広い世代が住みやすい福祉のまちづくりを目指して、八木山地区社会福祉協議会(以下、地区社協)や八木山連合町内会(以下、連合町内会)などの団体で構成される八木山まちづくりプロジェクトが平成29年度に発足しました。プロジェクトでは、多くの住民が参加しやすい活動とすることをねらい、ハーブを通じた支え合いのまちづくりを考案しました。「ハーブっておしゃれ!」「いろいろな種類があって楽しそう」などといった女性メンバーの声がきっかけとなったそうです。こうして平成30年度に仙台市協働まちづくり推進助成事業※を活用し、ハーブまちづくり実行委員会(以下、実行委員会)が結成され、活動がスタートしました。

それぞれの強みを生かして

実行委員会は、八木山まちづくりプロジェクト内の6つの団体で構成されています。ハーブによるまちづくり事業全体の統括を地区社協が担い、各町内会への周知や取りまとめを連合町内会が担っています。連合町内会の呼びかけにより、現在8つの町内会 が地域でハーブの栽培に取り組んでいます。高齢者や支援を必要とする世帯への呼びかけは、八木山地域包括支援センターと八木山地区民生委員児童委員協議会が行っています。各世帯を訪問した際に、活動への参加を呼びかけたり、「ハーブの里親」(後述)への協力をお願いしたりしています。広報などの事務局業務は、八木山地域に立地する東北工業大学や八木山地域再・創生ボランティアグループ「YARVOG」が担っています。

「楽しみながら」そして「さりげなく」

活動のテーマは「楽しみながら顔と顔の見える関係を築く」ことです。平成30年8月に第1回ハーブ料理講習会を開催したところ、子どもから高齢者まで60人が参加しました。初めてハーブを料理に使うという参加者が多かったため、簡単な料理を作り、盛り付けを工夫するなど、「ハーブのフルコースランチ」を楽しみました。今年も8月に開催したところ募集開始早々に定員に達するなど大盛況でした。

さり気ない地域の見守り活動として始めたのが「ハーブの里親」です。協力してくれる住民を募集し、挿し木ハーブ苗を育ててもらう活動です。実行委員会を中心としたハーブまちづくりのメンバーが、協力してくれる住民を訪れ、挿し木苗の配付や生育状況の確認、回収を行う中で自然に交流を深めていくことがねらいです。少しずつハーブの里親が増えていき、現在29名が登録しています。 ハーブの里親制度を通じた声がけをきっかけに、地域の活動に参加するようになった人もいるそうです。

第1回ハーブ料理講習会の様子

八木山をハーブでつながるまちへ

ハーブのまちづくり活動は、しだいに実行委員会以外にも広がり、地域の事業所や、高校生や大学生などの若い世代も活動に参加しています。10月には八木山ベニーランドのエントランス前にプランターを設置し、ラベンダーの植え付け作業を行ったそうです。

参加者の連帯感を高め、さらに地域に定着させていくために、今年度は活動のロゴマークを作成し、ステッカーとしてメンバーに配付するほか、広報誌「八木山ハーブまちづくり通信」で使用し、活動の周知も図っていきます。

ハーブを通じて、実行委員会のメンバーそれぞれの取り組みが一つにつながりました。そして、実行委員会と地域住民はもちろん、地域住民同士のつながりも生まれています。今後もさらに取り組みの輪を広げ、地域全体で「ハーブでつながるまち」を目指していきます。

 

※協働まちづくり推進助成事業
町内会等の地域団体や企業、教育機関などの多様な主体が連携して行う社会的課題の解決やまちの魅力の創造を図る取り組みに助成を行う制度です。また、事業を実施するうえでの困りごとや悩みごとに対応するため、コンサルティングや必要な専門家の派遣などのサポートを団体に対して行っています。平成29年度より事業を開始し、令和元年度は本事例を含めた3事業を実施中です。詳細は下記「関連リンク」よりご覧ください。

※当事業については、仙台市市民活動サポートセンターのニューズレター「ぱれっと」1月号(外部サイトへリンク)でもご紹介しています。

ロゴマークも使いながら、ハーブでつながるまちを目指します


CONTACT

八木山ハーブまちづくり実行委員会
URL:http://herb.yagiyama.jp/

更新日:2019.10.09